おはようございます、zeroです。
今回はこのブログのタイトルについて軽く説明いたします。
まず、タイトルに「ニート脱出記」とありますが今のところ私はまだニートです。
実際のところニートの定義は良く知らないのですが、
大学を卒業してからこのかた十余年、1回も働いたことが無いので、
まぁニートと言ってもさしつかえないでしょうこれは。
次に、タイトルにある『棚から「リアル」』の「リアル」についてですが、
この「リアル」は「金」、つまり「現金」の事です。
「お前の毎日ってのは、ゴミって感じだろ?
無気力で自堕落で非生産的、・・・だろ?
どうして今そうなのか分かるか!?・・・金を掴んでないからだ・・・!
金がないから毎日がリアルじゃない。
たとえばバスケットゴールが100m上空にあってみろ。
誰もボールを投げようとしない。今のお前はその届かないゴールにうんざりしている。
欲しい物があっても全部ショーウィンドウの向こう側。
お前には届かない…その買えないストレスが、
お前から覇気をなくし、真っ直ぐな気持ちを殺している…」
これは『賭博黙示録カイジ』と言う漫画に出てきたセリフの一節です。
自分は長らく正にこのような状況にありました。
特に何かがやりたい訳でもなくやろうとも思わず、
スマホやPCを適当に弄って終わる毎日。
後は週に数回外へ散歩へ出かける程度です。
まあ外へ出た所でお金がないのでやれる事なんてほとんどありません。
その辺の公園に行き、結局家にいる時と同じように適当にスマホを弄るだけです。
そんな自堕落な生活を続けていた中、急に大金が舞い込んできました。
その額、約1000万円。
ちなみに、これは命を賭けた博打に勝ったとかそんなドラマチックなものではなく、
単なる遺産の相続で、です。
私と近しい身内の不幸だったので遺産が入る事は予め聞いてはいたのですが、
事前の説明からは相続されるのは良くて100万円ぐらいだろうと思っていたので、
実際にこの金額を通帳で確認した時は自分の目を疑いました。
「いっせ・・・!!!?」
あまりにもの衝撃でつい口に出してしまったほどです。
この瞬間、自分の目の前に突如として「リアル」が現れたのです。
ちなみに、相続金が振り込まれる直前の貯金は数千円しかありませんでした。
給付金はスマホのキャリア代でほぼ全て消えていた、
と言うか滞納状態だったので実質マイナスです。
無気力と言うかもう絶望に近い精神状態でしたね。
それが通帳を確認するほんの数秒で一気に世界が変わったのです。
目の前にある物全てが「可能性」に見え、
今まで目を背けて来たものがくっきりと見え始めたのです。
「現金なもので、」なんてフレーズをよく耳するかとは思いますが、
まあここまでこうも変わるものなのか、と自分でも笑っちゃうぐらいでした。
変わったのはあくまで貯金の額だけ、だが確実に状況は変わった。
後は自分がどう変わるか、いやどう変わりたいのかだ。
まずは、この棚から落ちてきた「リアル」とこれからどう付き合っていくのか、
その考えを次回から書いていきたいと思います。
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