【脱出記】1000万円の価値は？【第２回】｜棚から「リアル」のニート脱出記

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1000万円が急に手元に入って来たらどうしますか？

正直な話、1000万円と言う「リアル」に現実感がないんですよね……

遺産を相続するまでの幾数年、私が自由に使えるお金は月に千円も無いような状態でした。

直近の数ヶ月に至っては数百円です。

何しろスマホのキャリア代すら滞納してたのですから。

ちなみに基本的な三食と衛生用品は親が負担しています。

ですので、飢えや健康面については特に問題は無いです。

いや、人間ドックなど健康診断はこのかた15年近く受けた記憶が無いので、

健康面については（今のところ表面上は）特に問題がない。ですかね(笑)

話を戻します。

とまあ、このような残念な経済状況下で長らく生きていたので、

急に1000万円も渡されてもよく分からずただ混乱するばかりでした。

これが普段からまともに働いていて、相応の収入を得られている方であれば、

恐らくこの金額の価値にもピンと来るのでしょうね。

『飢えた人間に急に多くの食べ物を与えると消化できずに吐き戻す。』

となる事はご存知でしょうか？自分の金銭感覚がまさにこれでした。

最初に1000万円と言う金額を確認したのは銀行のネット口座でです。

正直これでは信じられなかったので、実際にATMまで行き残高を確認。

「（本当に1000万なのか・・・。）」

何度も数字を確認してやっとここで1000万円と言う数字を受け入れられました。

「（最後に買ったの何だったかなぁ・・・、

雪の宿サラダ味(24枚入り)¥136だったかな・・・？）」

とりあえず５万円だけ引き落としてATMを後にしました。